中世の古城や宮殿で行うリゾートウエディング

ヨーロパの中心国であるドイツもまた、イタリアやフランスに次いで日本からのリゾートウエディング希望者が多い場所です。

ドイツという国の大きな特長として、フランスのパリやイタリアのローマのように、抜きん出て有名な都市がないということがあります。

これはかつて東西に国が分かれていたということも関係していますが、もともとが政治的権限の大きい領土が集まって国を形成してきたということによります。

代表的な観光地としてはベルリン、フランクフルト、ミュヘン、ケルン、ハンブルグといったところが挙げられます。
有名なサッカーチームの名称でなんとなく都市の名前を知っているという人も多いかもしれません。

これらの都市にはそれぞれ独特の町並みがあり、大きな古城や宮殿施設が多く見られます。
実際に古城など古い建物の中に宿泊できるようなこともあり、まるで中世の貴族になったような気分でリゾートウエディングをすることができます。

過去に日本からリゾートウエディングに使用したことがある施設としては、「ハイデルベルク城」や「ホーエンツォレルン城」、フュッセン市庁舎にある「プリンセスホール(皇帝の間)」といったところが挙げられます。

素朴なドイツ式の挙式にならってみる

ドイツなどヨーロッパの各国では日本のように結婚式を大々的に行わないのが一般的です。
あまりお金をかけずに家族や友人を招いて食事会をするというスタイルが多く、ホームパーティのようなアットホームなお祝いをします。

そのため挙式場は専用のところを使用するのではなく、市庁舎のような公共の場所を使って簡単に行いその後教会に行ってからささやかなパーティーを開きます。

ただ地方都市など今も厳格に宗教的規範を忠実に守っている人の場合にはかなり厳格な手順によって行うこともあるようです。

日本からリゾートウエディングとしてドイツを訪れる場合には専用施設を予約することももちろんよいですが、質素なドイツの公共施設を使って誓いを立てるというのもまたおすすめです。

注目なのが市庁舎など公共の施設は日本と違ってドイツでは歴史的な建造物をそのまま使用していることが多く、内装やインテリアがそのまま観光名所にもなるということです。

先に紹介したフュッセンのプリンセスホールなどは、ロマンチック街道の終点にある都市のもので、かつては聖マンク修道院として使用されていたものを改築しています。

そのため内部には大理石を使った柱やフレスコ画が飾られており、バロック建築によって作られた建物はとても市庁舎とは思えません。

フュッセンについてもう少し説明すると、ドイツ3大古城であるノイシュバンシュタイン城があるのもこの都市ですので結婚式後には写真撮影やハネムーンに行くことができます。